
前々回、前回と、国の公的医療保険制度について解説しました。日本の国民なら基本的に全員が受けられる公的医療保険をしっかり理解しておけば、多くの場合、自己負担はさほど大きくならない、ということを紹介しました。今回は、公的医療保険に上乗せして受けられる可能性がある、健康保険組合独自の「付加給付制度」についてご紹介します。これは基本的にサラリーマンの方向けの制度です。前回に使った同じ事例で考えましょう。
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重松和佳子
外資系保険会社外交員
しげまつ・わかこ 1980年群馬県生まれ。慶應義塾大学卒業後、2003年に外資系消費財メーカーに就職した後、09年に外資系生命保険会社の外交員に転身。1年目から、同社の「社長杯」に上位入賞、2年目は全女性営業職の中でナンバーワンの成績を収める。高い業績を上げた生命保険・金融サービスの専門職が加入できる国際的な組織、MDRT(Million Dollar Round Table)にも1年目から連続入会を果たしている。現在は相続対策、事業継承などに関するセミナー、講演を企業、医療法人等で行っているほか、「営業職の面白さ、やりがいと、その実践的ノウハウを若い人に伝えたい」と大学での講義も積極的に行っている。
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