病気を知る髪の健康相談室

染めれば染めるほど 上がる「かぶれ」のリスク

齊藤典充 / 横浜労災病院皮膚科部長

 年齢、男女の差なく髪の毛に気をつかう人が増えて、幅広い年代でおしゃれ染めや白髪染めの使用頻度が高くなっています。2015年10月、消費者安全調査委員会が公表した「毛染めによる皮膚障害」に関する調査報告書によると、1カ月に1回以上の毛染めを行う人は全体の38%に上り、2カ月に1回程度27.2%▽3カ月に1回程度19.8%▽4カ月に1回程度5.5%−−と続きます。頻度は年齢が上がるほど高くなる傾向が見られ、50代では過半数の人が1カ月に1回以上毛染めをしています。しかし毛染めを頻繁に行うと、皮膚障害、つまり「かぶれ(皮膚炎)」のリスクも上がることを知っておくべきです。

この記事は有料記事です。

残り1618文字(全文1904文字)

24時間100円から読める新プラン!詳しくは こちら

いますぐ購読する

または

毎日IDでログイン
齊藤典充

齊藤典充

横浜労災病院皮膚科部長

さいとう・のりみつ 1993年北里大学卒業、同大学皮膚科に入局。98~2000年米国カリフォルニア大学サンディエゴ校留学。国立横浜病院(現:国立病院機構横浜医療センター)皮膚科、北里大学皮膚科助手、講師、国立病院機構横浜医療センター皮膚科部長などを経て14年4月から現職。専門は脱毛症、血管炎、血行障害。日本皮膚科学会の脱毛症に関する診療ガイドラインの作成に携わるなど、長年、診療の第一線で脱毛治療・研究の分野をリードしている。

イチ押しコラム

旅と病の歴史地図
麻疹の流行が報じられ、東京都内のクリニックでワクチン接種を受ける男性

麻疹ワクチン接種 「本当に必要な世代」に

 3月中旬、沖縄県で始まった麻疹(はしか)の流行は愛知県など全国に拡大し、国立感染症研究所によると、患者数は5月13日までに149…

医をめぐる情景
主演の杉村春子さん(左)と、新藤兼人監督の妻で共演の乙羽信子さん(右)

「午後の遺言状」新藤兼人監督が描いた“老い”

 ◇映画「午後の遺言状」(1995年) 久しぶりに会った親友が認知症になっていて、あなたのことがわからなくなっていたら、あなたはど…

Dr.林のこころと脳と病と健康

普通では考えられないうそをつく人たち

 ◇うそつきは病気か【1】 人は誰でもうそをつきますが、「虚言癖」「病的うそつき」という言葉があるように、ちょっと普通では考えられ…

無難に生きる方法論
救急車の車内

延命治療不要なら「蘇生拒否の入れ墨」も一手段

 かなり重症の高齢者が救急病院に運び込まれた場合、蘇生するのか、見守るのかは現場が直面する大きな問題だ。 本人の意思が確認できず、…

人類史からひもとく糖質制限食

人類は「穀物が主食」に適応できていない

 現代は穀物が人類の主食になっています。皆、それを当たり前に思い、何の疑問も持っていません。しかし、農耕が始まる前の人類の主食が穀…

超高齢化時代を生きるヒント
健康福祉センターの食事会に集まった地域の高齢の人たち

大切な人のため「胃瘻で生きる」愛もある

 これまで、高齢化の話や成年後見のこと、介護サービスのことをいろいろ書いてきました。今回は、みなさんの将来に必ず起きることについて…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア