がんをあきらめない 難敵に挑む医師・患者・家族

肺がん治療は情報戦! 患者力アップを

福島安紀・医療ライター
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 フリーランスのテレビディレクターで横浜市在住の長谷川一男さん(45)は、2015年4月に首都圏でおしゃべり会を開催する「肺がん患者の会ワンステップ!」を設立しました。同年11月には、ワンステップ!を含め全国の六つの患者会で「日本肺がん患者連絡会」を結成。日本肺癌(がん)学会の医師らと肺がん医療が患者にとってよりよいものになるように活動しています。患者会の効用と患者連絡会の活動について、長谷川さんに聞きました。

−−「肺がん患者の会ワンステップ!」を設立したきっかけは?

 私は2010年、39歳のときにステージ4の肺がんが見つかり、余命10カ月と宣告されました。受診したきっかけは、せきが止まらなくなったことです。数日間は風邪だろうと思って放っておいたら首の周辺が腫れてきてしまい、慌てて夜中に救急病院へ行きました。

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福島安紀

医療ライター

ふくしま・あき 1967年生まれ。90年立教大学法学部卒。医療系出版社、サンデー毎日専属記者を経てフリーランスに。医療・介護問題を中心に取材・執筆活動を行う。社会福祉士。著書に「がん、脳卒中、心臓病 三大病死亡 衝撃の地域格差」(中央公論新社、共著)、「病院がまるごとやさしくわかる本」(秀和システム)など。興味のあるテーマは、がん医療、当事者活動、医療費、認知症、心臓病、脳疾患。