Dr.堀江重郎の健康羅針盤

新薬&手術ロボット 長足の進歩を続ける腎臓がん治療

堀江重郎・順天堂大学教授
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増えている腎臓のがん【後編】

 前回は、腎臓のがんになりやすいリスクファクターについて説明しました。今回は、不幸にも腎臓にがんが見つかった場合の治療方法について見ていきましょう。

手術は部分切除が一般的

 腎臓がんの治療における基本は、手術です。腎臓は幸い二つありますので、以前は小さいがんであっても片方の腎臓をまるごと摘出していました。しかし、がんだけを摘出して腎臓をなるべく残す「腎部分切除」をしても治癒率に変わりはないことから、現在はできるだけ部分切除を行うのが一般的です。部分切除をすることで、加齢とともに低下していく腎機能を維持することが可能になりました。

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堀江重郎

順天堂大学教授

ほりえ・しげお 順天堂大学大学院教授、泌尿器科医。1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得し、国立がんセンター中央病院などを経て、42歳で帝京大学医学部主任教授に就任。日本初の男性外来であるメンズヘルス外来を開設。2012年より現職。手術ロボット・ダヴィンチを駆使した前立腺、腎臓手術のトップランナーであると同時に、アンチエイジングと男性医学、腎臓学の研究に没頭している。中高年男性をハツラツとさせるのが生きがい。日本メンズヘルス医学会理事長、日本抗加齢医学会副理事長。著書に「ヤル気がでる!最強の男性医療」(文春新書)、「男性の病気の手術と治療」(かまくら春秋社)ほか。