健康に暮らす10歳若返る歩行術 -インターバル速歩-

「思い込み回路」を切断して、うつや慢性関節痛も改善

能勢博 / 信州大学教授

 これまで、インターバル速歩の体力向上、生活習慣病症状改善の効果について解説してきました。実は、インターバル速歩を続けると性格が明るくなるし、膝や腰の慢性痛も改善するのです。今回は、このことについてお話しましょう。

あなたはうつ傾向あり?

 図1は「うつ自己評価尺度」(CES-D)とよばれるアンケート調査表で、抑うつ気分など気分障害の指標として国際的に用いられているものです。たとえば、質問18番に「悲しいと感じる」というのがありますが、これは「1週間のうちで悲しいと感じた日は何日ありますか」という質問です。全くないか1日だったら0点、2日だったら1点、3~4日だったら2点、5日以上だったら3点です。1~20番までネガティブな質問がありますから、満点をとると60点になります。さて、皆さんは何点だったでしょうか。

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能勢博

能勢博

信州大学教授

のせ・ひろし 1952年生まれ。京都府立医科大学医学部卒業。京都府立医科大学助手、米国イエール大学医学部博士研究員、京都府立医科大学助教授などを経て現在、信州大学学術院医学系教授(疾患予防医科学系専攻・スポーツ医科学講座)。画期的な効果で、これまでのウオーキングの常識を変えたと言われる「インターバル速歩」を提唱。信州大学、松本市、市民が協力する中高年の健康づくり事業「熟年体育大学」などにおいて、約10年間で約6000人以上に運動指導してきた。趣味は登山。長野県の常念岳診療所長などを歴任し、81年には中国・天山山脈の未踏峰・ボゴダ・オーラ峰に医師として同行、自らも登頂した。著書に「いくつになっても自分で歩ける!『筋トレ』ウォーキング」(青春出版社)、「山に登る前に読む本」(講談社)など。

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