40代からのアクティブ体づくり講座

吉永小百合さんの例から考える中高年の骨折

萩野浩・鳥取大学教授
  • 文字
  • 印刷

寝たきり予防のために知る骨折の原因と対策【前編】

 女優の吉永小百合さんが今年2月、転倒して手首を骨折したと報じられました。今回は、吉永さんのケースから中高年の骨折について考えます。

 吉永さんは3月4日に開かれたイベントに、左手をギプスで固定して登場し、骨折していたことが分かりました。報道によると、仕事で訪れた地方で2月20日、雪の坂道で滑って転ぶ際に左手をついてしまい、「左手首橈骨(とうこつ)骨折」と診断されたそうです。

 「永遠のマドンナ」と呼ばれた吉永さんも、いつの間にか70歳になっていたのですね。続報について存じ上…

この記事は有料記事です。

残り1898文字(全文2160文字)

萩野浩

鳥取大学教授

はぎの・ひろし 1982年鳥取大学医学部卒業。同学部整形外科助手、講師、付属病院リハビリテーション部長などを経て現在、医学部保健学科教授(付属病院リハビリテーション部長兼務)。専門は骨粗しょう症、関節リウマチ、運動器リハビリテーション。特に骨粗しょう症治療の経験が深く、国際骨粗鬆(しょう)症財団(IOF)アジア太平洋地域代表、日本骨粗鬆症学会理事など要職を務める。保健師、看護師、臨床検査技師などを対象に骨粗しょう症診療のコーディネイター役「骨粗鬆症マネージャー」を養成する日本骨粗鬆症学会のレクチャーコースでは講師役も務める。著書に「骨粗鬆症治療薬の選択と使用法―骨折の連鎖を防ぐために」(南江堂)など。