新・真健康論

取っても大丈夫だけど機能は重要 胆のうの不思議

當瀬規嗣・札幌医科大学教授
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 胆のうという臓器をご存じでしょうか。胆石や胆のうがんはご存じでも、胆のうの働きについてはご存じない方が多いかもしれません。馬やネズミなどは胆のうを持っていませんし、病気によっては手術で取ってしまいますから、人にとって必要不可欠な臓器ではないことが分かります。では、余計なものなのかというと、そんなことはなく、大事な役割を担っています。

 胆のうは右のわき腹、肋骨(ろっこつ)のすぐ下あたりの奥の方に位置しています。ちょうど肝臓の真下です…

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當瀬規嗣

札幌医科大学教授

とうせ・のりつぐ 1984年北海道大医学部卒、88年北海道大学大学院修了、医学博士。北海道大医学部助手、札幌医科大医学部助教授、米シンシナティ大助教授を経て、98年札幌医科大医学部教授(細胞生理学講座)に就任。2006~10年、同医学部長。医学部長就任時は47歳。全国に医学部は国公私立合わせて80あるが、最年少の学部長。「40代は驚きで、加速し始めた医学部改革の象徴」と話題になった。専門は生理学・薬理学で、心拍動開始の起源を探求している。