Dr.林のこころと脳と病と健康

引きこもりに見る“病”のサイン

林公一・精神科医
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絵=画家・絵師 OZ-尾頭-山口佳祐(http://oz-te.com)
絵=画家・絵師 OZ-尾頭-山口佳祐(http://oz-te.com)

100人に1人が発症 「統合失調症」の真実【1】

 健康な悩みに見えたものが病だったり、逆に病に見えたものが健康な悩みだったりということはよくあります。

 たとえば、「引きこもり」はどうでしょうか。病気として治療すべきか。健康な悩みの範囲内として、自然に回復するのを待って見守るべきか。どちらの場合もあります。しかし、病気だった場合には、ただ見守っていると悪化してしまうおそれがあります。

 こんなケースがあります。高校時代の同級生が、大学に入ってから引きこもってしまったことを心配する友人…

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林公一

精神科医

はやし・きみかず 精神科医、医学博士。著書に「統合失調症という事実」「擬態うつ病/新型うつ病」「名作マンガで精神医学」「虚言癖、嘘つきは病気か」など。ウェブサイト「Dr.林のこころと脳の相談室」は、読者からの質問に林医師が事実を回答するもので、明るい事実・暗い事実・希望の持てる事実・希望の持てない事実を問わず、直截に回答するスタイルを、約20年にわたり継続中。