明日のきれいのつくり方

緑内障の薬から生まれたまつ毛育毛薬で若返り

山下理絵・湘南藤沢形成外科クリニックR総院長
  • 文字
  • 印刷

 5月3、4、5日の3日間、アメリカ熱傷学会に参加しました。病院で5月2日の勤務を終えた後、羽田空港を午前0時5分にたつ便に乗り、帰りは6日早朝、午前5時前に羽田に着いて、病院に直行、7時からの回診を行うという過酷なスケジュールでした。いつもの事なのですが……(笑い)。アメリカのやけどの治療状況の勉強も十分にすることができました。最近思うのは、私の専門に限らずどの分野でも、日本の医療は素晴らしいということ。日本人は器用で丁寧。患者数が多い国や分野は、技術革新が進むのは当たり前ですが、数が少なくても、日本のように丁寧な治療を続けることは、よい結果につながると思います。

 さて、前回は「見た目の若々しさの『要』 眉毛は垂れと伸びに注意」というテーマでお話をしました。今回はそれに引き続き、「まつ毛」も顔の印象を大きく左右するというお話です。

 シミやシワの治療の際、私は患者さんの顔をジーッと見つめるので気づいたのですが、最近まつ毛にエクステンション(付け毛)をしている方をよく見かけます。日本人のまつ毛は西洋人と比較すると、短く(日本人平均5.1mm、西洋人平均8.1mm)、少なく(日本人平均105本、西洋人135本)、下向き(日本人90%が下向きで平均−5.9度、西洋人上向きで平均+15.8度)です。そのため、いわゆる「かわいい顔」を…

この記事は有料記事です。

残り1783文字(全文2354文字)

山下理絵

湘南藤沢形成外科クリニックR総院長

やました・りえ 2018年4月から湘南藤沢形成外科クリニックR総院長。外傷や再建、腫瘍など形成外科の診療はもちろんのこと、子供のあざやしみなどのレーザー治療では定評があり、多くの講演や教育を行っている。最近では、幹細胞を用いた乳房再建を行い、ウーマンライフのQOLの向上にも努めている。趣味と実益を兼ねたライフワーク「癒やしと美肌」への探究心は、1泊3日の過激な海外出張へも駆り立てる。信条は「気になるものは、まず自分で試す」。前職は湘南鎌倉総合病院の形成外科・美容外科部長、形成再生医療センター長。湘南藤沢形成外科クリニックR