アスリートドクターに学ぶ 健康エクササイズ

勝利を目指すアスリートの食事法

順天堂大学女性スポーツ研究センター
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 アスリートの活躍とともに、身体活動を支える「栄養サポート」が注目され始めています。女性アスリートに多い無月経や骨折は栄養と深い関わりがあり、女性アスリート外来では診療に栄養指導が加えられています。さまざまな種目のスポーツ現場でも、栄養サポートが行われています。食事や栄養面からアスリートをどのように支えていくのでしょうか。「順天堂大学女性スポーツ研究センター」のプロジェクトメンバーで、神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科教授の鈴木志保子さんに聞きました。

 アスリートに関わるスポーツ栄養士は、献立を立てて食事を作っているだけと思われているのではないでしょうか。実際には、食べた物がおなかに入り、消化して吸収された後も仕事はあります。

 やっていることは競技で勝つための、栄養面からのトータルなサポートです。この栄養サポートは(1)目的を決め、(2)アスリート一人一人の課題を解決し、(3)パフォーマンスを向上させ、(4)チーム全体に貢献したか--にまで関わります。試合があるときはできるだけ同行し、食事の量やタイミングが計画通りに進んでいるかを確認したり、汗のかき方や様子を見て飲み物の濃度などを調節したりします。練習の現場にも行って…

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順天堂大学女性スポーツ研究センター

研究の視点から女性アスリートのコンディション管理を支援するため、2014年に設立された。学内と学外から医学とスポーツ健康科学の専門家が参画して女性アスリートを支援する方策や環境整備などを研究している。同年10月には、国内初となる「女性アスリート外来」を東京と千葉にある2か所の順天堂大学付属病院に開設。医師による診療や試合に向けたコンディションづくりのアドバイスなども行っている。センターウェブサイト