歌舞伎俳優、市川海老蔵さん(38)の妻で、フリーアナウンサーの小林麻央さん(33)が進行性の乳がんを患っていることが9日、明らかになった。現在は抗がん剤による治療を続けているという。昨年はタレントの北斗晶さん(48)も乳がんであることを公表し、注目を集めた。乳がんは女性なら誰でもなる恐れがあり、実際に患者数は増加している。乳がんとはどんな病気で、なぜいま増えているのか。改めてまとめた。
乳がんは女性のがんの中で最も患者数の多い病気だ。日本人女性の12人に1人がかかり、国立がん研究センターの推計で2015年に乳がんと診断された人は約9万人にのぼる。05年には約4万8000人だったため、10年でほぼ倍にまで増えていることになる。年齢別に見ると、30代から増加し始め、40代後半から50代前半でピークを迎えて、その後減少する。30歳になってまもない時期に「なかなか大変」(海老蔵さん談)…
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医療プレミア編集部
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