医療プレミア特集

「不治の病」を脱した血液がん治療のいま

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高松市・王の下沖防波堤の夕暮れ。映画「世界の中心で、愛をさけぶ」(04年)で主人公・朔太郎と急性白血病の恋人アキが語り合うシーンが撮影された=2004年11月、貝塚太一撮影
高松市・王の下沖防波堤の夕暮れ。映画「世界の中心で、愛をさけぶ」(04年)で主人公・朔太郎と急性白血病の恋人アキが語り合うシーンが撮影された=2004年11月、貝塚太一撮影

 サッカーJ1アルビレックス新潟のDF早川史哉選手が血液のがんの一種、急性白血病であることが発表された。早川選手は筑波大を経て今季チームに新加入したばかりの22歳。若手Jリーガーの「白血病による戦線離脱」のニュースは、サッカーファンだけでなく、多くの人に衝撃を与えた。古くは女優、夏目雅子さんのように20代で亡くなる例も多かった血液がんは、今も「不治の病」の印象がつきまとう。しかし、近年の飛躍的な治療薬の進歩で、困難な病気ではあるが治療成績は大きく向上し、闘病中の生活の質(QOL)も改善されてきた。現代の血液がん治療のアウトラインを市立豊中病院(大阪府豊中市)の小杉智・血液内科部長に聞いた。

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