
抗がん剤の副作用対策は進歩しているそうですが…
子宮体がんの手術の後、抗がん剤治療を受けることになりました。抗がん剤の副作用対策は進歩しているそうですが、どう進んだのか、現状はどうなのか、具体的に教えてください。(58歳、女性)
急性と遅発性 体力を奪う嘔吐
抗がん剤の副作用は多岐にわたりますが、すぐに思い浮かぶのは、「吐き気・嘔吐(おうと)」や「脱毛」ではないでしょうか。
とくに吐き気・嘔吐は、多くの抗がん剤にみられる副作用で、抗がん剤投与後24時間以内に表れる急性症状と、数日後に表れる遅発性症状に分けられます。このうち、より多くの人に起こり、程度が重いのが急性の吐き気・嘔吐で、これを経験した人は遅発性の吐き気・嘔吐も起こしやすいといわれています。
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連載:がんと言われたらQ&A
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