10歳若返る歩行術 -インターバル速歩-

生活習慣病改善の鍵はミトコンドリアの活性化にあった!

能勢博・信州大学教授
  • 文字
  • 印刷

 インターバル速歩を実施すると、体力の向上に比例して、生活習慣病、関節痛、うつ症状が改善することを述べてきましたが、最近、その要因がミトコンドリアの活性化にあることがわかってきましたので、今回はそれを紹介しましょう。

 以前、ヒトの体力は30歳以降、10歳加齢するごとに5〜10%ずつ低下すること、それは加齢による筋肉萎縮(老人性筋萎縮症またはサルコペニアと呼ばれています)によること、そして、この体力低下と医療費が見事に相関することを述べました。このことは、この老人性筋萎縮症こそが生活習慣病の根本原因であることを意味するのです。なぜでしょうか。

この記事は有料記事です。

残り1284文字(全文1557文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

能勢博

信州大学教授

のせ・ひろし 1952年生まれ。京都府立医科大学医学部卒業。京都府立医科大学助手、米国イエール大学医学部博士研究員、京都府立医科大学助教授などを経て現在、信州大学学術院医学系教授(疾患予防医科学系専攻・スポーツ医科学講座)。画期的な効果で、これまでのウオーキングの常識を変えたと言われる「インターバル速歩」を提唱。信州大学、松本市、市民が協力する中高年の健康づくり事業「熟年体育大学」などにおいて、約10年間で約6000人以上に運動指導してきた。趣味は登山。長野県の常念岳診療所長などを歴任し、81年には中国・天山山脈の未踏峰・ボゴダ・オーラ峰に医師として同行、自らも登頂した。著書に「いくつになっても自分で歩ける!『筋トレ』ウォーキング」(青春出版社)、「山に登る前に読む本」(講談社)など。