街場の医療塾 つるばあさんの上手な医者の使い方

18歳のネコが教えてくれたこと

桜井隆・さくらいクリニック院長
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 飼いネコに手をかまれて、ほうっておいたらだんだん腫れて痛くなってきた、と40代の女性がクリニックにやってきた。動物咬傷(こうしょう)はかまれた時に痛いだけでなく、後で感染して腫れ上がってしまうことも多い。犬にかまれる例が多いのだが、ネコの歯はより鋭くとがっていて深く刺さるので、特に化膿(かのう)しやすい。そして忘れてはならないのが人間咬傷。これはけんかで顔をなぐったとき、拳に相手の歯が当たってけがをし、そこから感染、というケースが多い。もちろん誰かに小指をかまれてしまうということもあるかもしれないが。

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桜井隆

さくらいクリニック院長

さくらい・たかし 1956年、兵庫県尼崎市生まれ。81年、群馬大学医学部卒業。兵庫医科大学内科、大阪大学整形外科などを経て92年、同市でさくらいクリニックを開業。当初から在宅でのみとりを支援し続け、現在までに350人あまりをみとってきた。内科、整形外科、リウマチ専門医。内科、整形外科両サイドの経験から「あなたとあなたの家族の専門医」をめざす。20年にわたり、宝塚歌劇団の主治医も務める。主な著書に「先生‥すまんけどなぁ…」(エピック)、「大往生なんか、せんでもええやん!」(講談社)。さくらいクリニックウェブサイト