医療プレミア特集

AGEsで老化しない食生活とは

西田佐保子・毎日新聞 デジタルメディア局
  • 文字
  • 印刷

 人体を老化させる原因物質、AGEs(終末糖化産物)。そのもっとも厄介な性質は、一度体内にたまると排出する効果的な方法が現状ではないことだ。だからAGEsを「作らない」「ためない」生活習慣が大切になる。この分野の第一人者、山岸昌一・久留米大教授に引き続き聞いた。

 AGEsは、動脈硬化や骨粗しょう症、シミやシワ、そしてがんの増殖にまで関わる老化の原因物質です。そして、体内に蓄積されるAGEsの3分の1は食事から日々私たちの体に取り込まれたものです。つまり、食事に気を配ることで、AGEsの蓄積を防ぎ、老けない体を維持できるのです。

 「腹八分目」の食事制限をしたネズミやサルでは寿命が延びることが報告されています。しかし、ネズミに通常通り100%の量の食事を与えていても、餌の中のAGEs量を2割減らせば、腹八分目と同様の効果が得られます。一方、いくら腹八分目にしても、AGEs量を減らさない限り、ネズミの寿命の延長効果は得られませんでした。

この記事は有料記事です。

残り2611文字(全文3032文字)

西田佐保子

毎日新聞 デジタルメディア局

にしだ・さほこ 1974年東京生まれ。 2014年11月、デジタルメディア局に配属。 興味のあるテーマ:認知症、予防医療、ターミナルケア。