
男性にも更年期障害があることをご存じですか。「LOH(加齢男性性腺機能低下)症候群」とも呼ばれ、憂鬱感や倦怠(けんたい)感など、精神的な症状が前面に出るのが特徴です。放置したままでは、うつ病を発症してしまうケースも少なくありません。思い当たることがあったら、迷わず泌尿器科や男性更年期専門外来を受診しましょう。
男性更年期障害/LOH症候群の原因は、男性ホルモン・テストステロンの分泌低下です。テストステロンは精子を製造するほか、筋肉や骨格を形成する役割を担っています。また、攻撃性や闘争心など男性的な性格に関与するともいわれています。テストステロンの量は10代後半から20代にピークを迎え、その後はゆるやかに減少していきます。そのため、30代でも男性更年期障害の症状が現れることもあります。
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