医療プレミア特集

子どもも大人も要注意「3大夏風邪」

鈴木敬子・毎日新聞 医療プレミア編集部
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 子どもたちがかかりやすい夏場の感染症に手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭(いんとう)結膜熱(プール熱)がある。この三つの病気を総称して「3大夏風邪」とも呼ばれる。保育園や幼稚園などではすでに流行しているところがあり、国立感染症研究所の動向調査でも週を追うごとに患者数は増加傾向にある。「たかが夏風邪」と思っていると、重篤な合併症を起こしてしまう恐れもある。世田谷子どもクリニック(東京都世田谷区)院長の副田(そえだ)敦裕医師にそれぞれの病気の特徴と対処法を聞いた。

 手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱とも0〜5歳の乳幼児に多い病気で、例年7〜8月に流行のピークを迎える。病気ごとに原因となるウイルスは複数ある(表参照)。同じウイルスへの感染は1度きりだが、また別のウイルスに感染する可能性があり、ひと夏に何度もかかることがある。2回目以降は比較的軽くなる傾向にあるが厄介だ。また、いずれも予防接種も特効薬もないため、かかってしまったら対症療法が基本になる。

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鈴木敬子

毎日新聞 医療プレミア編集部

すずき・けいこ 1984年茨城県生まれ。法政大卒。2007年毎日新聞社入社。岐阜支局、水戸支局、横浜・川崎支局を経て、15年5月からデジタルメディア局。