実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

HPVよりも優先すべきワクチンは

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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理解してから接種する−−「ワクチン」の本当の意味と効果【22】

 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて、私は日本で承認される前から患者さんから相談を受けることがありましたし、今も週に数人から質問があります。定期接種の対象となる中学1年生の女子から直接相談を受けることはほとんどなく、女子生徒を子供に持つ母親(なぜか父親からの相談は1例もありません)、自分自身に接種すべきか否かを検討している成人女性(10代から60代の方までいます)、また、自分自身に接種することを考えている男性からも相談されることがあります。

 ワクチンの基本は「理解してから接種する」ですから、なぜ接種しようと考えているのか、分からないことは…

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト