脳と心の再生カンファレンス

早すぎる目覚めはうつ病のサイン

工藤千秋・くどうちあき脳神経外科クリニック院長
  • 文字
  • 印刷

 病気になったらできるだけ早く適切な対処をする−−。これが重症化を防ぐ鉄則であり、治せる病気であれば回復を早める後押しになります。そのために大事なのが、病気を早く見つけること。これから折に触れ、病気の早期発見に役立つサインを紹介していきたいと思います。今回はうつ病と早朝覚醒です。

手術前後も患者・家族をサポート

 タイトルを見て、「脳外科医がなぜうつ病を取り上げるの?」と思われたかもしれませんね。実は、私は心療内科医でもあります。まずそのいきさつからお話ししましょう。

 頭が痛いと訴えて受診した患者さんに手術が必要だとわかったとき、われわれ日本の脳外科医は手術するだけ…

この記事は有料記事です。

残り1843文字(全文2127文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

工藤千秋

くどうちあき脳神経外科クリニック院長

くどう・ちあき 1958年長野県下諏訪町生まれ。英国バーミンガム大学、労働福祉事業団東京労災病院脳神経外科、鹿児島市立病院脳疾患救命救急センターなどで脳神経外科を学ぶ。89年、東京労災病院脳神経外科に勤務。同科副部長を務める。01年、東京都大田区に「くどうちあき脳神経外科クリニック」を開院。脳神経外科専門医であるとともに、認知症、高次脳機能障害、パーキンソン病、痛みの治療に情熱を傾け、心に迫る医療を施すことを信条とする。 漢方薬処方にも精通し、日本アロマセラピー学会認定医でもある。著書に「エビデンスに基づく認知症 補完療法へのアプローチ」(ぱーそん書房)、「サプリが命を躍動させるとき あきらめない!その頭痛とかくれ貧血」(文芸社)、「脳神経外科医が教える病気にならない神経クリーニング」(サンマーク出版)など。