ドクターランナーの初心者向けマラソン講座

ママランナーの金メダル オキシトシンの可能性とは

奥井識仁・よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック院長
  • 文字
  • 印刷

リオ五輪女子マラソン・スムゴング選手の金メダルの秘密

 リオデジャネイロ五輪の女子マラソンは、マラソンとしてはかつてないほどの暑い環境で、かつスピードの速いレースでした。先頭グループのランナーは、国際大会なら独走で優勝する実力者ばかり。日本選手はよく健闘したと思います。このレースの金メダリストは、ケニアのジェミマ・スムゴング選手でした。彼女は、この数年で急に伸びてきた31歳の選手で、ケニアに初の女子マラソン金メダルをもたらしました。彼女が最近急成長した転機は、出産だと言われています。以前より、外国人選手では出産後のママさんアスリートの活躍が目立ちました。ママになると何が違うのでしょう? 今回は、子供を抱きしめたときに分泌されるオキシトシンというホルモンに注目します。

この記事は有料記事です。

残り2211文字(全文2547文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

奥井識仁

よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック院長

おくい・ひさひと 1999年東京大学大学院修了(医学博士)後、渡米し、ハーバード大学ブリガム&ウイメンズ病院にて、女性泌尿器科の手術を習得する。女性泌尿器科とは、英語でUrogynecology。“Uro”は泌尿器科、“Gynecology”は婦人科を意味し、“Urogynecology”で、両科の中間にあたる部門という意味がある。都内の複数の大学病院から専門領域の診療に関する相談を受けながら、「よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック」を運営し、年間約800件の日帰り手術を行っている。水泳、マラソン、トライアスロンなどのスポーツ、音楽(サックス演奏)が趣味で、さまざまなスポーツ大会にドクターとして参加している。著書に「人生を変える15分早歩き」「ドクター奥井と走るランニングのススメ」(いずれもベースボールマガジン社)など。