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都も検討 液体ミルクは普及する?

 赤ちゃんに紙パックやボトル入りでそのまま飲ませることができて、お湯をわかす必要も、消毒する必要もない乳児用液体ミルク。海外では広く普及しているが、日本では食品衛生法に基づく規格がなく、メーカーは「需要を見通せない」として製造していない。しかし熊本地震などを機に災害時に適したミルクとして知られるようになり、インターネット署名で国内製造を求める声は4万を超えた。また、7月に当選した小池百合子都知事は、液体ミルクの普及を都として進める方針を示している。注目を集める液体ミルク。自身も署名したという小児科医で、2児の母でもある森戸やすみさんに署名に賛同した理由と、母乳対人工乳という構図で語られがちな災害時の授乳支援について聞いた。

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