
前回、民間医療保険に加入するメリットとして、公的医療保険にプラスアルファの保障を上乗せできること、そして先進医療にかかる費用をまかなえることなどをご紹介しました。今回はもう一つのメリットである「生命保険料控除」と、医療費を一定額以上負担した場合の「医療費控除」についてお話しします。
民間医療保険に加入しているなら要チェック 生命保険料控除
生命保険料や個人年金保険料を一定額以上支払っていると、「生命保険料控除」という所得控除を受けられます。年間の支払保険料に応じて一定の金額が所得から控除され、所得税と住民税が軽減される仕組みです。
「生命保険料控除」は、保険契約の契約日によって適用される制度が異なり、契約日が2011年以前の場合は旧制度、2012年以降の場合は新制度が適用されます。
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外資系保険会社外交員
しげまつ・わかこ 1980年群馬県生まれ。慶應義塾大学卒業後、2003年に外資系消費財メーカーに就職した後、09年に外資系生命保険会社の外交員に転身。1年目から、同社の「社長杯」に上位入賞、2年目は全女性営業職の中でナンバーワンの成績を収める。高い業績を上げた生命保険・金融サービスの専門職が加入できる国際的な組織、MDRT(Million Dollar Round Table)にも1年目から連続入会を果たしている。現在は相続対策、事業継承などに関するセミナー、講演を企業、医療法人等で行っているほか、「営業職の面白さ、やりがいと、その実践的ノウハウを若い人に伝えたい」と大学での講義も積極的に行っている。
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