大人のためのスキンケア講座

帯状疱疹 兆候見逃さず早期治療を

角田美英・かくた皮膚科クリニック院長
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 帯状疱疹(たいじょうほうしん)は50〜70代に多くみられる皮膚病です。水ぼうそう(水痘)にかかったことがある人なら、誰でも発症する可能性があります。病気の詳細や治療について2回にわたって説明します。

 水ぼうそうはウイルス(ヘルペスウイルスの一種、水痘・帯状疱疹ウイルス)によって引き起こされる感染症で、約9割の人が子どもの頃にかかります。

 水ぼうそうが治った後もウイルスは体内の神経節(体の各部位に存在する末梢(まっしょう)神経の中で数多くの神経細胞体が集合して節=ふし、となっている部分)に潜んでいます。加齢やストレス、過労などが引き金となって免疫低下が起きると、潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経を通じて皮膚に帯状の水ぶくれとなってあらわれます。これが帯状疱疹です。

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角田美英

かくた皮膚科クリニック院長

かくた・みえ 東京都出身。1988年東京医科歯科大卒業。当初は内科医局に入局するが、皮膚科への転身を決意し、92年順天堂大皮膚科学教室入局。先天性表皮水疱症という難病の研究を行う一方、皮膚科全般の研さんを積んだ。美容皮膚科の専門クリニックで一般皮膚科とは異なる体系の技術、知識を学んだ後、09年に開業。特にニキビ治療と育毛治療の経験が豊富で、医師対象のセミナー等で講師を務めることも多い。美容皮膚科については科学的エビデンス(根拠)があり、効果が実証されている方法のみ取り入れている。かくた皮膚科クリニックウェブサイト