機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや胃もたれなどさまざまな自覚症状があるにもかかわらず、内視鏡検査を行っても胃の粘膜には異常がみられない病気です。治療法はあるのでしょうか?
機能性ディスペプシアは、日本人の4人に1人が持っているという調査結果もあるほど身近な病気。30〜50歳代を中心に、女性に多く発症するといわれています。検査で異常なしにもかかわらず胃の不調が続くために、長い期間悩んでいる人も少なくありません。
症状には2つのタイプがあります。ひとつは「食後愁訴症候群(PDS)」。食後の胃もたれや少量でもすぐに満腹になる早期飽満感が、週に数回以上起こります。もうひとつは、みぞおちの痛みや焼けを感じる「心窩部痛症候群(EPS)」です。EPSは食後だけでなく空腹時にも起こることがあります。
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