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男性のがんも引き起こすHPVのリスク

福島安紀・医療ライター
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 子宮頸(けい)がんの原因として知られるヒトパピローマウイルス(HPV)。実は、HPVが原因で発症するがんは子宮頸がんだけではないことをご存じだろうか。欧米では、HPVが原因の咽頭(いんとう)がんの増加が注目を集めている。HPVが原因のがんとは?

肛門がん、陰茎がん、中咽頭がんなどになるリスクも

 HPVは、主に皮膚や粘膜の接触によって人から人へ感染するウイルスだ。ドイツのウイルス学者、ハラルド・ツア・ハウゼン博士が、1983年に子宮頸がんの原因であることを発見し、2008年にはその功績によって、ノーベル医学生理学賞を受賞している。

 「あまり知られていないかもしれませんが、女性の腟(ちつ)がん、外陰がん、男性の陰茎がん、男女とも発…

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福島安紀

医療ライター

ふくしま・あき 1967年生まれ。90年立教大学法学部卒。医療系出版社、サンデー毎日専属記者を経てフリーランスに。医療・介護問題を中心に取材・執筆活動を行う。社会福祉士。著書に「がん、脳卒中、心臓病 三大病死亡 衝撃の地域格差」(中央公論新社、共著)、「病院がまるごとやさしくわかる本」(秀和システム)など。興味のあるテーマは、がん医療、当事者活動、医療費、認知症、心臓病、脳疾患。