百寿者に学ぶ バランス健康術!

弱点を作らない老化で長寿を目指す

米井嘉一・同志社大学教授
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老若男女の健康増進に役立つアンチエイジング医学

 「アンチエイジング」という言葉をよく耳にするかと思います。直訳は「抗加齢」。老化に伴う諸症状を遅らせ、できれば逆行させて健康長寿を実現し、生活の質(QOL)の向上を目指すのが「抗加齢(アンチエイジング)医学」です。平均寿命と健康寿命との間には男性で約7歳、女性では約9歳から12歳の差があると言われています。この期間は体に大きな病気や障害を抱えた状態であり、決してQOLが高いとは言えないでしょう。アンチエイジングの具体的な数値目標は健康寿命を延ばして、平均寿命との差をゼロに近づけることなのです。

 エイジングというと老化のイメージが強いですが、なにも中高年の方や老人のためだけの科学というわけでは…

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米井嘉一

同志社大学教授

よねい・よしかず 1958年東京生まれ。慶応義塾大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科内科学専攻博士課程修了後、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校留学。89年に帰国し、日本鋼管病院(川崎市)内科、人間ドック脳ドック室部長などを歴任。2005年、日本初の抗加齢医学の研究講座、同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授に就任。08年から同大学大学院生命医科学研究科教授を兼任。日本抗加齢医学会理事、日本人間ドック学会評議員。医師として患者さんに「歳ですから仕方がないですね」という言葉を口にしたくない、という思いから、老化のメカニズムとその診断・治療法の研究を始める。現在は抗加齢医学研究の第一人者として、研究活動に従事しながら、研究成果を世界に発信している。最近の研究テーマは老化の危険因子と糖化ストレス。