街場の医療塾 つるばあさんの上手な医者の使い方

医師と患者の距離を縮める「たとえ話」

桜井隆・さくらいクリニック院長
  • 文字
  • 印刷

血圧下がったら、薬は飲まなくていい?

 「128の82。血圧ちょうどええくらいに下がってよかったですね」

 「あ、ほんなら先生、もう薬飲まんでよろしいな」

 つるばあさんは当然、という顔で言い放った。

 「いや、だから薬飲んでるから下がったんやし、やめたらまた上がるで」

 「そうかて、いっぺん飲みはじめたら死ぬまで飲まなあかんのでっか? 血圧下がったらやめたいわ」

 「えっと、あのねえ……。そうそう、たとえば近眼の私が眼鏡かけたらよう見えるわ。でもかといって外した…

この記事は有料記事です。

残り1032文字(全文1260文字)

桜井隆

さくらいクリニック院長

さくらい・たかし 1956年、兵庫県尼崎市生まれ。81年、群馬大学医学部卒業。兵庫医科大学内科、大阪大学整形外科などを経て92年、同市でさくらいクリニックを開業。当初から在宅でのみとりを支援し続け、現在までに350人あまりをみとってきた。内科、整形外科、リウマチ専門医。内科、整形外科両サイドの経験から「あなたとあなたの家族の専門医」をめざす。20年にわたり、宝塚歌劇団の主治医も務める。主な著書に「先生‥すまんけどなぁ…」(エピック)、「大往生なんか、せんでもええやん!」(講談社)。さくらいクリニックウェブサイト