胃内視鏡検査(胃カメラ検査)は、前回お話ししたように今年度から自治体の胃がん検診にも取り入れられ、胃の病気がない人でも受ける機会が増えています。どんなときに受けたらいいのか、検査結果を聞くときに確認すべきことなど、この検査を受けるときのポイントを紹介します。

検査を受けるタイミングは?

 胃内視鏡検査は、胃がんの早期発見に優れているだけではありません。胃がん検診は症状のない人が対象ですが、胃の症状があるとき、胃の中の状態を知るのにも極めて役に立ちます。

 まず、どんなときにこの検査を受けるとよいのかお話ししましょう。私は次の四つの場合を勧めています。

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尾高健夫

尾高内科・胃腸クリニック院長

おだか・たけお 1989年島根医科大学(現・島根大学医学部)卒業後、千葉大学医学部第1内科(現・消化器・腎臓内科学)入局。千葉県立東金病院内科医長、東邦大学医療センター佐倉病院内視鏡治療センター講師、おゆみのクリニック(千葉市)消化器科部長などを経て、2014年千葉市内に尾高内科・胃腸クリニックを開設。長く消化器疾患と内視鏡検査の専門医として診療にあたり、特に胃腸疾患では内視鏡による早期がんの診断と治療、ヘリコバクター・ピロリの除菌治療、胃食道逆流症、便秘・下痢症など幅広い疾患を対象に治療と研究を行ってきた。モットーは「人として優しく、医者として明るい医療」。科学的エビデンス(証拠)と自身の経験による知識をバランスよく、わかりやすい言葉で患者に伝えることに心を砕いている。