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子宮頸がん 超早期発見で広がる可能性

福島安紀・医療ライター
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 先進国において、子宮頸(けい)がんの死亡率が下がっている一方、日本ではこのがんの患者数と死亡者数が増えている。20〜30代の若い世代での発症も多く、女性の人生に大きな影響を与える病気だ。子宮頸がんや前がん病変が見つかった時、どのような治療を受けるのだろうか。横浜市立大学付属病院産婦人科部長の宮城悦子さんに話を聞いた。

 子宮頸がん検診を受けた場合、がんになる前の段階(前がん病変)の「異形成」が見つかることも多い。異形成は、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染によって細胞が変化した状態だ。「免疫の力で消えることも多いのですが、軽度異形成、中等度異形成、高度異形成と徐々に変化し、一般的には10年くらいかけて浸潤がん(上皮より深く広がり、他の臓器に広がる恐れがある)になる場合があります。軽度異形成、中等度異形成の…

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福島安紀

医療ライター

ふくしま・あき 1967年生まれ。90年立教大学法学部卒。医療系出版社、サンデー毎日専属記者を経てフリーランスに。医療・介護問題を中心に取材・執筆活動を行う。社会福祉士。著書に「がん、脳卒中、心臓病 三大病死亡 衝撃の地域格差」(中央公論新社、共著)、「病院がまるごとやさしくわかる本」(秀和システム)など。興味のあるテーマは、がん医療、当事者活動、医療費、認知症、心臓病、脳疾患。