消化器がんと闘う医師 その名も小高雅人!!!

梅宮辰夫さんが手術した十二指腸乳頭部がんとは

小高雅人・佐野病院消化器がんセンター長
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 先月、俳優の梅宮辰夫さんが「十二指腸乳頭部がん」で10時間を超える手術を受けられた、というニュースが流れ、話題になっていました。しかし一般の方には、あまり聞き慣れない病気だと思います。今回はこの「十二指腸乳頭部がん」についてお話します。

膵液と胆汁が十二指腸に流れ込む部分

 十二指腸は食物を消化して栄養を吸収する消化管の一部で、胃の出口(幽門)と小腸との間に位置する30cm弱の腸管です。よく「指12本を並べた長さだから十二指腸という」と言われますが、実際にはもう少し長いのです。みぞおちとおへその中間くらいの高さで、体の右側、背中寄りにあり、膵臓(すいぞう)を囲むようにCの字形をしています。

 この十二指腸の内腔(ないくう=内側)に「ファーター乳頭」と呼ばれる小さな隆起を伴った開口部がありま…

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小高雅人

佐野病院消化器がんセンター長

こたか・まさひと 大阪府生まれ、1997年高知医科大学(現・高知大学医学部)卒業。同大学付属病院第1外科、高知県立中央病院(現・高知医療センター)外科、国立がんセンター(現・国立がん研究センター)東病院大腸骨盤外科などを経て、2006年から佐野病院消化器センターに勤務。13年同病院消化器がんセンター長に就く。専門は胃がん、大腸がんの手術と化学療法、その他の消化器がん治療。