職業別痛み解消講座・デスクワーカー【後編】

 前回は、デスクワーカーに多い腰と首の痛みがなぜ起こるのかについて解説しました。今回は、それぞれの痛みについて具体的な対策を紹介します。

仕事に集中していると猫背になりやすい

 腰痛にも首の痛みにもタイプがあり、それによって対策が違うので、自分のタイプを知ることが大切とお話ししました。腰痛には腰を後ろに反らすと楽になる「後屈改善型」と、前に曲げると楽になる「前屈改善型」があり、首の痛みには首を後ろに引くとよくなる「後方改善型」、前に倒すとよくなる「前方改善型」、左右に曲げたり回したりするとよくなる「側方改善型」がありました。患者さんの8、9割を占めるのは、腰痛では後屈改善型、首の痛みでは後方改善型で、これらのタイプは主に猫背が原因だと紹介しました。

 ですから、大半の人は猫背を治すことでよくなるのですが、自分がどんな姿勢でいるのか、多くの人は意識し…

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銅冶英雄

お茶の水整形外科機能リハビリテーションクリニック院長

どうや・ひでお 1994年日本医科大学卒業後、千葉大学付属病院、成田赤十字病院、国立がんセンター中央病院、千葉県立こども病院、千葉リハビリテーションセンターなどで勤務。豪州ベッドブルック脊椎ユニット留学などを経て、2010年、お茶の水整形外科機能リハビリテーションクリニック(東京都)を開院。その間、04年には国際腰椎学会日本支部賞、05年には国際腰椎学会・学会賞を受賞した。20歳の頃からぎっくり腰を繰り返し、腰痛がくせになっていた体験を生かし、運動療法、靴、栄養療法を組み合わせて体の痛みを根本的に取る治療法を考案してきた。医学博士、米国公認足装具士。著書に「腰の脊柱管狭窄症が革新的自力療法痛みナビ体操で治った!」(わかさ出版)、「頸椎症を自分で治す!」(主婦の友社)、「腰・首・肩の激痛がみるみる消える!奇跡の自力療法『背中ほぐし体操』」(宝島社)など多数。