医療プレミア特集

どのスポーツでも起こりうる脳しんとうは全て深刻

  • 文字
  • 印刷
アメリカンフットボール世界選手権の日本対米国戦で、激しくぶつかり合う選手たち=2015年7月12日、米国オハイオ州カントンで小座野容斉撮影
アメリカンフットボール世界選手権の日本対米国戦で、激しくぶつかり合う選手たち=2015年7月12日、米国オハイオ州カントンで小座野容斉撮影

プロスポーツの現場から知る脳しんとうのリスク【後編】

 前編で紹介したように、脳しんとうは屈強なプロフットボール選手にとってさえ、選手生命を脅かす危険で深刻な症状だ。一部の専門家などは早くからその危険性に警鐘を鳴らしてきたが、最近はアメフット以外の競技でも問題意識が持たれるようになってきた。

スターQBの選手生命を奪ったプレー

 映画で取り上げられたマイク・ウェブスター選手以外にも、試合中の脳しんとうに悩まされ、競技生命を絶たれた選手も多い。その一人が、サンフランシスコ49ersのスターQBだったスティーブ・ヤング選手だ。

 ヤング選手は1999年シーズンの開幕から3試合目、アリゾナ・カージナルスとの対戦で、守備選手のタックルを受けて頭部を強打、退場した。

この記事は有料記事です。

残り1932文字(全文2260文字)