実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

謎のHIV感染「キンバリー事件」を推理する

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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エイズという病を知っていますか?【8】

 前回お話ししたように、歯科医院での院内感染予防対策についてきちんと検証しなければならないと私は考えています。同じく前回紹介した米国オクラホマの歯科医院でのHIV(ヒト免疫不全ウイルス)院内感染は、当初把握されていた以上に被害者がいる可能性があり、行政はこの歯科医院で治療を受けた約7000人の患者にHIV検査を呼びかけることになりました。

 もう一つ、最近はほとんど語られることがなくなりましたが、歯科医院でのHIV院内感染を考える時に忘れ…

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト