ボストン発 ウェルエイジング実践術

「ダイエット飲料で糖尿病予防」は誤解

大西睦子・内科医
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糖を人工甘味料に変えたら…

 炭酸飲料などの糖入り飲料が、糖尿病のリスクになることはよく知られていますよね。世界保健機関(WHO)は今年10月、世界的に増加傾向にある肥満や糖尿病への対策として、砂糖を多く含む清涼飲料水への課税強化を各国に呼びかけました。「それならば、人工甘味料を使ったダイエット飲料に変えればいい」と思った方もいるのではないでしょうか。ところが、そうした人たちには残念な研究結果が報告されました。今回は、この興味深い研究についてご紹介いたします。

 スウェーデンのカロリンスカ研究所の研究者らは、ヨーロッパ内分泌学誌(EJE)に、「ダイエット飲料を…

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大西睦子

内科医

おおにし・むつこ 内科医師、米国ボストン在住、医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部付属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。08年4月から13年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度授与。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に、「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側」(ダイヤモンド社)、「『カロリーゼロ』はかえって太る!」(講談社+α新書)、「健康でいたければ『それ』は食べるな」(朝日新聞出版)。