がんをあきらめない 難敵に挑む医師・患者・家族

患者同士が交流深める「すい臓がんカフェ」

福島安紀・医療ライター
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 国立がん研究センターがん対策情報センターの最新がん統計によると、膵臓(すいぞう)がんは5年生存率が10%未満と非常に厳しく、患者同士が集まる会の継続は難しい面がありました。そんな中、今年7月から、膵臓がんの患者が情報交換したり気持ちを分かち合ったりする「すい臓がんカフェ」が、東京都大田区の大森で2~3カ月に1回のペースで開催されています。参加希望者は会を重ねるごとに増え、毎回、1週間程度で参加募集を締め切る盛況ぶり。マスターとしてカフェを運営する膵臓がんサバイバー(体験者)の「キノシタ」こと木下義高さん(68)と「ハマリョウ」こと高村僚さん(63)にお話を聞きました。

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福島安紀

医療ライター

ふくしま・あき 1967年生まれ。90年立教大学法学部卒。医療系出版社、サンデー毎日専属記者を経てフリーランスに。医療・介護問題を中心に取材・執筆活動を行う。社会福祉士。著書に「がん、脳卒中、心臓病 三大病死亡 衝撃の地域格差」(中央公論新社、共著)、「病院がまるごとやさしくわかる本」(秀和システム)など。興味のあるテーマは、がん医療、当事者活動、医療費、認知症、心臓病、脳疾患。