医療プレミア特集

乳がんと生きる~腰痛は骨転移が原因だった~

医療プレミア編集部
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 一口にがんと言っても、部位や個人により、たどる経過は大きく違い、100人の患者がいれば、100通りのがんがある--。がんサバイバーと医療従事者の双方を丹念に取材し、それぞれの立場におけるがんとの向き合い方を描いた連載「がん社会はどこへ」が毎日新聞朝刊くらしナビ面(2015年2月~16年3月)に掲載されました。がん闘病中の読者から大きな反響を呼んだこの企画が加筆修正を経て、今年10月に単行本「乳がんと生きる ステージ4記者の『現場』」(毎日新聞生活報道部著、毎日新聞出版刊)としてまとめられ、出版されました。記者として携わった取材の経緯と、ステージ4の乳がん患者としての経験を交えて、本に込めた狙いと思いを振り返ります。【毎日新聞生活報道部・三輪晴美】

 ある日突然、宣告される「がん」。

 一生の中で、「世界が一変するような出来事」は、それほど起こることではないでしょう。しかし多くの人にとって、がんの宣告とはそうしたものではないでしょうか。現在、日本人の2人に1人が、がんに罹患(りかん)すると言われています。とはいえ健康な人の多くにとって、がんは遠い存在です。いざ自分が、または家族が宣告された時、がんに冷静に向き合うことは簡単ではないでしょう。

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