患者の気持ち

心の振り子 仙台市宮城野区・女性(無職・66歳)

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 たまたま気が向いて十余年ぶりに受けた乳がん検診でがんが見つかって以来、私の心の中は楽観と悲観が振り子のように揺れている。

 元気印がトレードマークの私ががん患者とはまるで実感がわかなかった。医師の説明を聞いても人ごとみたいに平然としていたので、医師が私の顔を見て「がんですからね」とだめ押しするほどであった。

 さまざまな検査を経て手術を受けた後も心配していた痛みがほとんどなく、このまま元通りの生活ができるのではないかと楽観的に考えたこともあった。だが術後の病理検査の結果は悪性度が中程度で細胞のがん化を促す特殊なたんぱく質のレベルが高いので再発防止のために化学療法が必要とのことだった。

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毎日新聞紙上、ウェブサイトなどに投稿された読者からの声