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歯には原因がない歯痛って?

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 -非歯原性歯痛とは

 多くの場合、歯の痛みの原因は、むし歯や歯の中の神経、あるいは歯肉をはじめとした歯を支える組織にあります。これらが原因の症状を「歯原性歯痛(しげんせいしつう)」と呼び、歯科での治療により治まるのが一般的です。

 しかし中には、歯や歯の周り、歯肉などに痛みを感じるものの、歯科での診察やX線検査などを行っても異常が見つからない場合もあります。このように「歯に原因がない」にもかかわらず、痛みが出ている症状を「非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう)」といいます。歯科医院を訪れる患者の3%がこれに該当し、9%は歯原性歯痛と混合しているともいわれています。

 「非歯原性歯痛」は、歯科医においてもあまり認知されておらず、そのため抜歯などの必要ない治療が行われてしまうことがあります。これでは、痛み本来の原因が取り除かれたことにはなりません。痛みが解消されないので、歯科医院を転々とするケースや、心身に大きなダメージを受けてしまう人も少なくありません。

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