
かゆみといえば、虫刺され、疥癬(かいせん)やかぶれ、じんましん、乾燥肌、アトピー性皮膚炎などが思い浮かびますが、じつは全身の病気や内臓疾患の症状としてかゆみが出る場合があります。具体的にどんな病気が関わってくるのでしょう。
肝臓病による皮膚のかゆみ症状を、肝性皮膚掻痒(かんせいひふそうよう)症といいます。皮膚にこれといった原因となるものが見つからないのに、強いかゆみが続く場合、肝臓病からのかゆみが疑われます。
かゆみがきっかけで見つかることのある肝臓の病気に、原発性胆汁性肝硬変(注)があります。肝臓内の細い管が壊れ胆汁の流れが悪くなる病気で、患者は中年以降の女性が多く、血液検査で診断がつきます。原因はまだわかっていませんが、本来は外的を攻撃する免疫の仕組みが自分の体を攻撃してしまう自己免疫疾患ではないかといわれています。
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