早期が大切 イボの治療【後編】

 脂漏性角化症は中年以降に多く発症するイボです。ウイルスではなく、紫外線や加齢の影響によって起こります。皮膚がんの一種である悪性黒色腫(メラノーマ)に似ていることもあり、皮膚科できちんと診断を受けることが大事です。

多発の場合はがんの可能性も

 皮膚の茶色い盛り上がりが年々、大きくなってきた……。これは脂漏性角化症の典型的なケースです。顔にできやすく、直径1~2cm大で健康な皮膚との境界がはっきりしているのが特徴です。50代から増え始め、高齢者ではほぼ100%の人にみられるようになります。加齢にともなって起こりやすいため、「老人性疣贅(ゆうぜい)」「年寄りイボ」と呼ばれることもあります。

 脂漏性角化症の大きな原因は紫外線で、シミのできるメカニズムと基本的には同じです。紫外線を浴びると皮…

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角田美英

角田美英

かくた皮膚科クリニック院長

かくた・みえ 東京都出身。1988年東京医科歯科大卒業。当初は内科医局に入局するが、皮膚科への転身を決意し、92年順天堂大皮膚科学教室入局。先天性表皮水疱症という難病の研究を行う一方、皮膚科全般の研さんを積んだ。美容皮膚科の専門クリニックで一般皮膚科とは異なる体系の技術、知識を学んだ後、09年に開業。特にニキビ治療と育毛治療の経験が豊富で、医師対象のセミナー等で講師を務めることも多い。美容皮膚科については科学的エビデンス(根拠)があり、効果が実証されている方法のみ取り入れている。かくた皮膚科クリニックウェブサイト

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