病気が逃げ出すサプリ指南

「禁花」に見る花粉症予防 先人の知恵

丁宗鐵・日本薬科大学学長
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 スギ花粉の飛散が始まっています。先日、花粉症の患者さんからこんな相談がありました。「体調がよくないので検査を受けたら、ネコアレルギーと言われました。ネコやイヌにはアレルギーがなかったからネコを飼ったのに。これって、どういうことですか?」。この方の場合、ネコが身近になったことが発症のきっかけと思われます。アレルギーは、ペットに限らず、家の中に持ち込んだものが原因ということがあります。花粉症などのアレルギー疾患は、いままで症状がなかった人でも、突然、発症することもあるので、注意しましょう。

 「お花は、病室に持ち込まないでください」。お見舞いに花束を持って行ったらそう断られてしまった、または、入院時、事前に花を置かないように言われた経験は、ありませんか。医学的な立場から言うと、花などの植物は、室内に入れない方がいいものです。花粉症などアレルギーの原因になりうるからです。

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丁宗鐵

日本薬科大学学長

てい・むねてつ 1947年東京生まれ。医学博士。横浜市立大学医学部卒業。同大学大学院医学研究科修了。79年から81年まで米国スローン・ケタリングがん研究所に客員研究員として留学。日本東洋医学会漢方専門医・指導医。北里大学・東洋医学総合研究所研究部門長、東京大学大学院客員教授、東京女子医科大学特任教授を経て現在、日本薬科大学学長、百済診療所院長。近年の著書に「丁先生、漢方って、おもしろいです。」(朝日新聞出版)、「病気がイヤがる暮し方 江戸式健康心得」(春秋社)、「ガンが逃げ出す漢方力」(ヴィレッジブックス)など。