街場の医療塾 つるばあさんの上手な医者の使い方

インフルを「流感」と呼んだ時代に学ぶこと

桜井隆・さくらいクリニック院長
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 インフルエンザが依然、はやっている。全国的なデータを見ると、2月半ばでピークは越えたらしいが、今年は患者さんの総数が例年に比べて多い気がする。というよりも、高齢者でもインフルエンザにかかる方が増えている印象だ。事実、私が嘱託医をしている特別養護老人ホームでもインフルエンザが蔓延(まんえん)し、入居者50人中10人がインフルエンザにかかってしまって、対応にとても苦労した。もちろん入居者、スタッフ全員予防接種はしていたのだが、学校や介護施設、病院など、多くの人が集団生活をしている場所で感染症が広がってしまうと、それを食い止めるのはなかなか難しい。もちろん元気な方は4~5日で治ってしまうのだが、いろいろな病気がある高齢者の場合、肺炎を併発したりして重症になることもあるので、注意が必要だ。

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桜井隆

さくらいクリニック院長

さくらい・たかし 1956年、兵庫県尼崎市生まれ。81年、群馬大学医学部卒業。兵庫医科大学内科、大阪大学整形外科などを経て92年、同市でさくらいクリニックを開業。当初から在宅でのみとりを支援し続け、現在までに350人あまりをみとってきた。内科、整形外科、リウマチ専門医。内科、整形外科両サイドの経験から「あなたとあなたの家族の専門医」をめざす。20年にわたり、宝塚歌劇団の主治医も務める。主な著書に「先生‥すまんけどなぁ…」(エピック)、「大往生なんか、せんでもええやん!」(講談社)。さくらいクリニックウェブサイト