髪の健康相談室

円形脱毛症 さまざまな治療法を知る

齊藤典充・横浜労災病院皮膚科部長
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意外に知られていない円形脱毛症の真実【3】

 円形脱毛症と診断されたら、毛髪に詳しい医師にすぐにかからなくても、皮膚科で治療は受けられます。通常、クリニックなどでは、最初に外用薬(塗り薬)と内服薬(飲み薬)を処方されることが多いと思います。まず外用薬としては、基本となる2種類の薬があります。ステロイドと塩化カルプロニウムです。一方、内服薬としては、グリチルリチン酸、セファランチン、抗ヒスタミン薬などが用いられています。また、液体窒素を用いた治療が行われることもあります。しかし、こうした治療を続けてもよくならない時は、医師と治療法を相談するか、専門の医師を紹介してもらった方がいいでしょう。

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齊藤典充

横浜労災病院皮膚科部長

さいとう・のりみつ 1993年北里大学卒業、同大学皮膚科に入局。98~2000年米国カリフォルニア大学サンディエゴ校留学。国立横浜病院(現:国立病院機構横浜医療センター)皮膚科、北里大学皮膚科助手、講師、国立病院機構横浜医療センター皮膚科部長などを経て14年4月から現職。専門は脱毛症、血管炎、血行障害。日本皮膚科学会の脱毛症に関する診療ガイドラインの作成に携わるなど、長年、診療の第一線で脱毛治療・研究の分野をリードしている。