がんをあきらめない 難敵に挑む医師・患者・家族

「一人じゃない」 脳腫瘍患者会が伝える思い

福島安紀・医療ライター
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 脳腫瘍は150種類以上のタイプがある一方で比較的患者数が少ないがんであり、身近に同じような病気の患者がいなかったり、思うように情報が得られなかったりということが少なくありません。そんな悩みを持つ脳腫瘍の患者と家族の闘病の支えになっているのが「NPO法人脳腫瘍ネットワーク(JBTA)」(横浜市)です。同ネットワーク副理事長の田川尚登(ひさと)さん(59)にインタビューしました。

 --脳腫瘍ネットワークの活動を教えてください。

 脳腫瘍ネットワークは、2006年に発足した脳腫瘍の患者と家族の全国ネットワークです。会員は脳腫瘍の患者、家族、遺族で、現在約260人です。札幌、東京、名古屋、大阪、福岡でそれぞれ年1~2回、患者と家族が参加する交流会を兼ねた勉強会であるセミナーを開催したり、インターネット上で相談に乗ったり、情報交換をしたりしています。

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福島安紀

医療ライター

ふくしま・あき 1967年生まれ。90年立教大学法学部卒。医療系出版社、サンデー毎日専属記者を経てフリーランスに。医療・介護問題を中心に取材・執筆活動を行う。社会福祉士。著書に「がん、脳卒中、心臓病 三大病死亡 衝撃の地域格差」(中央公論新社、共著)、「病院がまるごとやさしくわかる本」(秀和システム)など。興味のあるテーマは、がん医療、当事者活動、医療費、認知症、心臓病、脳疾患。