脳と心の再生カンファレンス

小児の頭部打撲 危険な兆候の見極め方

工藤千秋・くどうちあき脳神経外科クリニック院長
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 小児では遊んでいる最中に頭部を打撲することは珍しくなく、しばしば親はヒヤリとさせられるものです。これは一般的に大人が8頭身といわれるのに対し、出生直後の乳児は約4頭身など小児では全身に占める頭の割合が大きく、バランスを崩して頭部を打撲しやすいためです。実際、消防への救急相談では、小児の頭部外傷の事例はかなり多いことが知られています。

 こんなケースがあります。小学生の女児が公園で高さ約1mの遊具から転落し、約1時間後に吐き気を催しま…

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工藤千秋

くどうちあき脳神経外科クリニック院長

くどう・ちあき 1958年長野県下諏訪町生まれ。英国バーミンガム大学、労働福祉事業団東京労災病院脳神経外科、鹿児島市立病院脳疾患救命救急センターなどで脳神経外科を学ぶ。89年、東京労災病院脳神経外科に勤務。同科副部長を務める。01年、東京都大田区に「くどうちあき脳神経外科クリニック」を開院。脳神経外科専門医であるとともに、認知症、高次脳機能障害、パーキンソン病、痛みの治療に情熱を傾け、心に迫る医療を施すことを信条とする。 漢方薬処方にも精通し、日本アロマセラピー学会認定医でもある。著書に「エビデンスに基づく認知症 補完療法へのアプローチ」(ぱーそん書房)、「サプリが命を躍動させるとき あきらめない!その頭痛とかくれ貧血」(文芸社)、「脳神経外科医が教える病気にならない神経クリーニング」(サンマーク出版)など。