
意外に知られていない円形脱毛症の真実【4】
はっきりした理由がなく、突然、全身の毛が抜け始める円形脱毛症は、大人だけでなく子どもにも発症することがあり、1歳くらいの赤ちゃんから見られます。子どもの脱毛は、親にとってもショックの大きい出来事で、不安からパニックに陥ることもあるかもしれません。しかし落ち着いて適切な治療法を選択し、早めの対応をすれば、子どもを支えることができます。そのために治療の要点を知っておきましょう。
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齊藤典充
横浜労災病院皮膚科部長
さいとう・のりみつ 1993年北里大学卒業、同大学皮膚科に入局。98~2000年米国カリフォルニア大学サンディエゴ校留学。国立横浜病院(現:国立病院機構横浜医療センター)皮膚科、北里大学皮膚科助手、講師、国立病院機構横浜医療センター皮膚科部長などを経て14年4月から現職。専門は脱毛症、血管炎、血行障害。日本皮膚科学会の脱毛症に関する診療ガイドラインの作成に携わるなど、長年、診療の第一線で脱毛治療・研究の分野をリードしている。
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