どう知る?どう使う?健康・医療情報

信頼できる医療データベースを日本語で検索

北澤京子・医療ジャーナリスト/京都薬科大学客員教授
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姉妹の会話

姉「町でいちばんおいしいラーメン屋さんってどこかしら?」

妹「それは私じゃなくてお兄ちゃんに聞いてよ」

姉「どうして?」

妹「ラーメン屋さんに行くたびに味を採点してパソコンに入力しているの」

姉「なるほど、ラーメン屋さんのデータベースってわけね。それなら検索も簡単ね」

英語が苦手な人には「コクラン共同計画」

 前回説明したように、EBM(根拠に基づく医療)には五つのステップがあります。健康や医療に関する疑問を回答可能な形式(=PICO)に書き換えるのがステップ1。次のステップ2では、医学文献データベースから自分の知りたい疑問に沿った論文を検索します。とはいえ、医学論文はたいてい英語で書かれています。また、連載第3回で紹介した医学文献データベース「PubMed(パブメド)」も英語です。英語はちょっと苦手……という人でも簡単に検索ができる、日本語で書かれた情報源はないでしょうか。

 私がお薦めしたいのがコクラン共同計画のウェブサイト「Cochrane.org」。うれしいことに日本…

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北澤京子

医療ジャーナリスト/京都薬科大学客員教授

きたざわ・きょうこ 医療ジャーナリスト、京都薬科大学客員教授。著書に「患者のための医療情報収集ガイド」(ちくま新書)、訳書に「病気の『数字』のウソを見抜く:医者に聞くべき10の質問」(日経BP社)、「過剰診断:健康診断があなたを病気にする」(筑摩書房)