笑顔をつくる おなかの医学

腸の善玉菌を増やす食事と生活習慣

尾高健夫・尾高内科・胃腸クリニック院長
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腸内細菌とおなかの健康【後編】

 前回、おなかの健康を保つには、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスをよい状態に保つことが大切という話をしました。今回は、その方法について、食物繊維の効用を中心に紹介します。

 善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れる主な原因はライフスタイルにあります。なかでも大きいのが食事の影響です。食物繊維や発酵食品、乳酸菌、ポリフェノールやその他の抗酸化物質を多く含む食品を積極的にとると善玉菌が増加しますが、脂肪の多い食品を中心にとっていると悪玉菌がふえてしまいます。

 腸内環境を良好に保つには、まず食生活を見直すことが大事です。私は患者さんに、次の二つの食品を多くと…

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尾高健夫

尾高内科・胃腸クリニック院長

おだか・たけお 1989年島根医科大学(現・島根大学医学部)卒業後、千葉大学医学部第1内科(現・消化器・腎臓内科学)入局。千葉県立東金病院内科医長、東邦大学医療センター佐倉病院内視鏡治療センター講師、おゆみのクリニック(千葉市)消化器科部長などを経て、2014年千葉市内に尾高内科・胃腸クリニックを開設。長く消化器疾患と内視鏡検査の専門医として診療にあたり、特に胃腸疾患では内視鏡による早期がんの診断と治療、ヘリコバクター・ピロリの除菌治療、胃食道逆流症、便秘・下痢症など幅広い疾患を対象に治療と研究を行ってきた。モットーは「人として優しく、医者として明るい医療」。科学的エビデンス(証拠)と自身の経験による知識をバランスよく、わかりやすい言葉で患者に伝えることに心を砕いている。