
アメリカの国内線機内にて…
4月の終わりから5月の初めにかけては、アメリカ・サンディエゴで開催されたアメリカ美容外科学会に出席していました。今回の学会ではcryolipolysis(クライオリポライシス)という、冷やして脂肪細胞死を起こす痩身機器の展示が目を引きました。「クール・スカルピング」という商品名で最近は一般にも知られるようになっています。私が勤める病院でも部分やせの治療に使っています。
さて、アメリカに行くと、お相撲さんのような体形の人をたくさん見ます。現地で乗り換えて国内線の小さな飛行機に乗る時、隣の席がとても大きな肥満体形の人だったら、フライト中はかなり大変です。太った体がこちらの席にはみ出し、脚も真ん中ぐらいまで侵入してきます。その上、そういう人はずっと食べっぱなしです。隣にいるこちらの方が疲れてしまいそうになることもあります。日本人は欧米人のように、そこまで太ることは今…
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湘南藤沢形成外科クリニックR総院長
やました・りえ 2018年4月から湘南藤沢形成外科クリニックR総院長。外傷や再建、腫瘍など形成外科の診療はもちろんのこと、子供のあざやしみなどのレーザー治療では定評があり、多くの講演や教育を行っている。最近では、幹細胞を用いた乳房再建を行い、ウーマンライフのQOLの向上にも努めている。趣味と実益を兼ねたライフワーク「癒やしと美肌」への探究心は、1泊3日の過激な海外出張へも駆り立てる。信条は「気になるものは、まず自分で試す」。前職は湘南鎌倉総合病院の形成外科・美容外科部長、形成再生医療センター長。湘南藤沢形成外科クリニックR
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